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高遠菜穂子「仮に自衛隊が救出に駆け付けていたら私たちは撃ち殺されていた。問題解決には武力よりも交渉力を」
高遠さんによると、誘拐された最初の三日間は目隠しをされ、覚えているだけでも九回車に
乗せられて民家を転々としました。毎回、別の人物から「何をしに来た」「日本のスパイか」と
同じ尋問を受けました。繰り返し聞くのは取り調べの常とう手段です。
その都度、自分はイラクの総合病院でボランティアをしている、こちらの日本人は
劣化ウラン弾の被害を報道していると説明したそうです。
イラク人質事件の被害者は
「おまえたちはスパイではない。解放する」と言われたのは四日目。しかし、その後も状況は
変わらず、目隠しをされて車で何度も移動しました。見張りは数人。銃を持っている音がします。
あるとき見張りが消えた気配がしたので、カーテン越しに外を見たら砂漠の中の一軒家に
いることが分かりました。
バグダッド市内だと思っていた高遠さんは武装集団の用意周到ぶりに驚いたそうです。
自衛隊が救出に駆け付けていたらどうなっていたでしょうか。高遠さんは「最初に私たちが撃ち
殺されていたでしょう。周囲は見通しのよい砂漠なのです。自衛隊から犠牲者が出たかもしれません。
問題解決に必要なのは武力ではなく、交渉力なのです」。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
撃ち殺されれば良かったのに。