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いじめかばう女児を暴行 三河の公立小、担任制止できず
2014年7月1日 09時03分
愛知県三河地方にある公立小学校3年の教室内で、いじめられている同級生をかばおうとした女子児童が
別の同級生3人から暴行を受け、1週間のけがを負っていた。20代の男性担任教諭はその場にいたが制止できず、
学校はすぐに保護者に連絡していなかった。
学校によると、騒動が起きたのは6月3日午後2時45分ごろで、5時間目が終わった休み時間中。
複数の児童からたびたび悪口などを言われていた同級生を見かね、この女子児童が「いじめるなら、私をいじめろ」と口にしたところ、
1人の女児と2人の男児が「いじめてもいいんだってー」と、殴る蹴るの暴行を始めた。
2人が女子児童を押さえつけ、1人が跳び蹴りする場面もあった。
担任は6時間目の授業に来て、騒動を知った。多数の児童らを分け入って止めようとしたが、暴行は担任の目前でも続いたという。
担任は「出血など目に見えるけがはない」として、女子児童を保健室に連れて行ったり、保護者に知らせたりしなかった。
学年主任には報告し、学校が調査して5日、女子児童の保護者に事情を説明した。
校長は「子どもが担任の指示に従わないなど、学級運営の問題は感じていたが、担任から相談はなく、
様子を見ていた。担任は経験が浅く、学校の管理責任が問われる重大な問題とは考えられなかった。大変、申し訳ない」と話した。
女子児童側は、学校の聞き取り調査や家庭訪問などを経て、加害者側の「謝罪を受け入れること」を了承したという。
女子児童は6月下旬に登校を再開。教頭や指導主事らが再発防止のため、担任との2人体制で授業をしている。
(中日新聞)
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