14/09/04 10:18:36.31 0
鞘師は常に死にもの狂いである
鞘師とは死ぬこととみつけたり
という意味を誤解してはならない
鞘師は事を成し遂げるためには
常に死にもの狂いでのぞむのだ
鞘師はいかに生きるかと同時に
いかに死すべきかを考える
鞘師には正しい生き方があるのと同じく
正しい死に方がある
これは命を粗末にしろ言う事ではない
無駄に死ぬ事は武士は犬死と言う
無論天寿を全うして死ぬのが良いが
もし死なねばならない時に誇りを捨てて
不正義の中に生きることを鞘師は選ばない
いつでも死ねる勇気を持つことで
鞘師は正義の中で生きる事を保証する
もし二つの道があり
どちらも同じ成功の可能性があるとすれば
鞘師はより死ぬ可能性の高い方を選ぶ
死ぬ可能性の低い方を選んでうまくいったとしても
それは腰抜けだからである