14/03/01 08:52:11.17 hA0ipLekO
多くのテレビドラマで見られるシナリオの形として、
厳格な徒弟制度の修行に耐えた若いころからその稼業一筋に取り組んで来た頑固な職人がいて、
その職人に笑顔で愛想よくそして礼儀正しく近付いてくる
腰が低くて言葉遣いも丁寧な営業マンのような人物が登場、
口が上手い営業マンに職人ははじめは反抗的な態度をとるが言葉巧みに口説く営業マンについに折れ、陥れられる・・・
そんな背景が事件に繋がったりで話を展開させていく…といった話が少なくない。
倍返しだ!の例のモンスター視聴率の大人気ドラマの主人公の親も似たような被害者だった。
「船えもん」は、一人の商人が市内にある職人技の優劣を判定していくというストーリー。
実際の現場はそうではないとしても、「船えもん」のキャラ設定は商人が匠の技の上に立つという形になっている。
小さな作業場で生涯を修行と自らに戒めながら腕を振るう頑固職人が
周到な悪徳企業の社員に泣かされるようなドラマに浸っているような現代人が
はたして目利き番頭船えもんのようなキャラに好感を持てるだろうか。