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国外に連れ出された子供の扱いを定めた「ハーグ条約」について、外務省が作成した小冊子に人権侵害にあたる内容が含まれているのではないか、という指摘が出ている。
指摘しているのは、人権活動家のデビト・アルドウさん。アメリカ出身の日本国籍取得者だ。
アルドウさんは「ハーグ条約ってなんだろう?」という外務省が作成した小冊子について、子供や無実の日本女性に暴力をふるう外国人のイラストは、嫌悪感を抱かせる内容となっていると分析。
日本人のかつての配偶者によって子供を連れ去られ、子供に会うことができないでいる外国人もいるとして、小冊子のあり方に疑問を呈しているという。香港の英字紙・サウス・チャイナ・モーニング・ポストが報じた。
アルドウさんは特に、小冊子の表紙のイラストに怒りを覚えるという。そこには、小さな女の子を叩いている外国人のイラストや、ブロンドヘアの外国人男性がすすり泣く日本人女性の母親から子供を連れ去るイラストなどが描かれている。
アルドウさんは「このような内容は、日本だけが公正な話し合いができる場所で、世界は違うというようなイメージを植え付ける」と話す。(中略)
「これらの固定観念のイラストばかりでなく、なぜ、元妻に連れ去られた子供と会うための外国人の権利について書かないのか」とアルドウさんは指摘した。
(サウスチャイナ��モーニング��ポスト「'Racist' cartoon issued by Japanese ministry angers rights activists」より 2014/09/16 23:14)
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