13/12/01 20:37:40.36
前スレで挙がってるのは
Dhp.307
首に袈裟かけ自制無き、悪しき法の者は多い
その悪者らは悪業により、地獄において生まれ変わる (片山訳)
だな。
ちなみに、この偈は、22地獄の章(地獄品 niraya-vagga 306~319偈)中にある。
ただ、307は註釈の因縁譚としては、淫事由来ではなく、
他の破戒或いは非道徳的行い等、賢者としてふさわしくない「貪・恚・痴」に関するもの
(たとえば他71・72、136、281の餓鬼身に堕ちた比丘の因縁譚同様)なので、
根拠としては 309-310偈 の方が適しているかもしれない。
放逸にして他人の妻に、近づく者は四事を得る
功徳無きこと安眠無きこと、第三に非難、第四に地獄を(309)
功徳が無く、また行方も悪い、おびえる男女に楽も少ない
王も厳罰を科すゆえ人は、他人の妻に近づくなかれ(310)
いずれも、五戒について言われており、(307と併せても)
戒め、節制(の決め事・誓い)を守らない者は・・・という文脈と解することができる。
在家が五戒の護持について(→【不邪淫戒】について)守る守らないを言われているなら、
出家者であれば、当然【不淫戒】も同様でなければならない。
よって、ダンマパダ309-310及307から>>1を導くことは、
必ずしも不当ではない。