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ネパールの伝統的な金剛乗のヴァジュラアーチャールヤ(金剛阿闍梨)は自他ともに認める在家の密教行者。
教義にはチベット後期密教の影響も濃いが、
チベットが失った古い密教もかなり残存していて、日本の中期密教に伝わる信仰と通じる神仏崇拝が見つかることがしばしば。
阿闍梨は世襲だが、その家系の男子には通過儀礼として
少年のころに出家と還俗を儀礼化した形で体験させる。
儀式をして比丘のような姿になった小僧さんたちは托鉢をするが
親戚縁者の家々を周りまるで変わったハロウィンのようなのり。
数日後にはまた儀式を行なって還俗するが、この時に出家の戒律を返上するとともに
在家の密教行者として修行をしていく誓願を立てる。
ヒンドゥーを国教としてきたカースト社会にあって仏教を守っていくためには
やはり仏教徒としてのカーストということで世襲という手法での維持をはからなければならなかったのだろう。
しかし、日本と違うのは、出家の戒律には性行為はありえないという教えは常識であるということ。
金剛阿闍梨は世襲されるが、それは在家であることがはっきりしている上での伝統。