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重い副作用が6人から10人に増加。
「新型」ワクチン、新たに4件の重い副作用
厚生労働省は28日、医療従事者に対する新型インフルエンザワクチンの接種で、
ショック症状(アナフィラキシー)や肝機能障害などの重い副作用(副反応)が、新たに
4件報告されたと発表した。
19日の接種開始以来、重い副作用の報告は、これで計10件。調査中の1件を除き、
いずれの症状もほぼ回復しているという。同省は「現段階で副作用頻度が高いとは
言えない」としている。
10件のうち、新たな4件を含む6件は、推定約85万人への接種の中で発生した。
重い副作用の発生率は約0・0007%となった。季節性ワクチンの約0・0003%より
高いが、同省が医療機関に積極的な報告を求めているため、報告率が高くなっている
可能性もある。
押谷仁・東北大教授(ウイルス学)は「季節性ワクチンに比べ著しく副反応が強いと
いうことはなさそうだ。妊婦や小児などに接種した場合にどうなるか、監視する必要が
ある」と話している。
(2009年10月28日22時54分 読売新聞)
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