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日本人観光客数回復へ旅行会社社員ら訪韓
12月8日 17時01分
韓国を訪れる日本人観光客が減少するなか、日本の旅行会社の社員らおよそ１０００人が
韓国を訪問し、理解を深めて観光客の数を回復させようという取り組みが始まりました。
この取り組みは来年、日韓国交正常化から５０年となるのを前に、日韓の旅行業者の
団体などが主催し、日本の旅行会社の社員ら合わせておよそ１０００人が参加します。
８日昼ごろ、ソウル郊外のインチョン空港には、このうちの１００人余りが到着し、
韓国側の歓迎を受けました。
韓国を訪れる日本人観光客は、日韓関係の悪化や円安・ウォン高を背景に去年は、
おととしと比べておよそ２２％減少し、ことしもさらに去年と比べて１０％以上の
減少が続いています。
参加者らは、３日間の日程でソウル市内だけでなく、地方の観光地も視察する予定で、
理解を深めて新たな魅力を発見し、パックツアーなどの商品開発につなげて
観光客の数を回復させたい考えです。
東京の旅行会社の窓口で働き、初めて韓国を訪れたという女性は
「自分が韓国の魅力を直接感じることで、顧客にもより説得力をもって紹介できると
思います。日韓関係の回復の一助になれればと思います」と話していました。
また、韓国側の主催者である韓国観光公社の担当者は、
「日韓関係は難しい状況が続いているが、今回の取り組みで日本からの観光客が
回復してほしい」と期待を寄せていました。
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