05/04/21 23:35:06 +cB4n5Y8
俺の爺さんは戦地で足を撃たれたらしい。
撤退命令が出て、皆急いで撤退していたんだが爺さんは歩けなかった。
隊長にに「自分は歩けない。足手まといになるから置いて行って下さい」と言ったら
黙って背負って何時間も逃げてくれたらしい。
撤退場所に着いて応急手当が終わりお礼を言おうと隊長を探すと、上官は再び出撃の準備をしていたらしい。
「ありがとうございました。このご恩は一生忘れません。」と泣きながら言うと隊長が
「お前は怪我をしているから日本に帰れる。俺は今から祖国の為に戦ってくる。
多分生きて日本には帰れないだろう。」と言った。
爺さんは「自分もここに残ります。」と言いかけた所で
「泣く事は無い。死ねば日本に帰れる。靖国で会おう」と上官は言っていたらしい。
爺さんの足には酷い傷跡が残っていたんだが、その傷を見る度にその隊長を思い出すらしい。
爺さんは、もう死んでしまったんだけど、死ぬちょっと前に
「死んだら隊長に会える。やっとキチンとお礼を言える。随分遅くなってしまった。」と呟いていたよ。
靖国神社は、絶対に無くさないで欲しい。