14/11/20 21:35:18.08 8nTDb/ZA0
-どう近付きになるか、だよな-
心地良い疲労感に包まれながら、俺は思索を巡らした。
-俺の方から挨拶ってのも変だしな-
そのとき股の物に目がいった。
-そうだよ、これがあるよ-
本当はしまって置きたい。でも、おやじさんとの接点は、今のところこれしかなかった。
-俺のベランダに落ちてたことにして・・-
さっきのセンズリですっかり、ベトベトになっている。
-洗濯しないとな-
腰から引き抜くと、自前の越中とからめて、籠の中にほうりこんだ。
翌日帰宅すると、早速洗濯にとりかった。水槽に水を張り、洗剤を入れる。泡が立ちはじめると、俺の越中と共に、おやじさんの越中褌を突っ込む。幾枚かの越中は互いに絡み合い、渦の中で踊った。
-ああやって、おやじさんと絡みてぇ-
洗濯機を眺めながら、勃起してるのは、恐らく俺くらいだろう。
「パーン、パシッ」
洗い終わった越中の端を摘み、勢いよく空中に撃ち付ける。小気味良い音と共に、霧のようなしぶきが舞う。ピンチに挟むと、端を引いて縦皺をのばす。指で扱くとひものよじれがとれた。
「カタン、カタン」
夕風に越中があおられ、物干しが鳴った。
-今日は大人しく寝るか・・-
甘い予感に苛まれ、なかなか寝つかれぬ夜だった。
「おまえ、これでも出来ちゃったの?」
小指を立てながら、同期の林が詮索の眼差しで見た。
「るせ-なぁ」
「んと、付き合い悪いぜ」
「ごめん、今度埋めるからさ」
心はそこになかった。帰りの電車が、いつものスピ-ドを忘れたかのように、ノロノロと走った。
-早く走れよ-
そう感じているのは、恐らく俺一人だった。
部屋に戻ると、風呂を沸かし、洗濯物を取り込んだ。自分のはそのままで、おやじさんの越中を、丁寧に畳んだ。
いつもより早めに風呂を済ませ、洗い立ての越中を締めると、タイミングを見計らった。
-明かりが付いてたから居るのは確かだな-
「よしっ」
声に出してふん切りをつけた。わずか数歩の隣室との距離が、期待と不安で永遠に感じられた。
意を決してノックをした。
| │ 〈 !
| |/ノ二__‐─ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
_______∧,、_| | /ヽ! | |ヽ i !_ ______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ ヽ { | ! |ノ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ | _ ,、 ! , ′
\ ! '-゙ ‐ ゙ レ'
`! /
ヽ ゙  ̄  ̄ ` / |
|\ ー ─‐ , ′ !