14/10/06 15:22:40.97 +M+Xfsyni
なおちゃん「語らねばなるまい、うどんの持つ上品さ。現代人はとにかく濃い味を好む…ラーメン…カレー…確かにどれも旨い。しかしその実、多数のスパイスが混ざると味が雑多になるのだ」
なおちゃん、れんげをスープに浸ける。
なおちゃん「うどんのスープは素直で良い。砂糖…醤油…かつおぶし…日本古来の調味料のみで作れるダシには理由がある。つまりうどんのダシは大昔から既に完成しているのだ」
なおちゃん、スープを上品にすする。
なおちゃん「麺も忘れてはならない…この弾力…この太さ…実感する…食べているんだ…麺を。お……油揚げじゃないか。私はタヌキよりキツネが好きだ。無論、動物の話ではない」
なおちゃん、眉間にシワを寄せながら油揚げを持ち上げる。
なおちゃん「近年では油揚げより天ぷらを好む若者が多い。天ぷら…我々日本人が最も好む食べ物の1つと言っても過言ではない。だが疑問がある…天ぷらをスープに浸ける事に」
なおちゃん、油揚げをかじる。
なおちゃん「私は天ぷらもうどんも好きだ。しかしカップリングとしてはどうだろうか?天かすがスープに溶け本来ダシの持つ味が変わる。いやそれも悪くない…しかし」
なおちゃん、口のなかでダシの染み込んだ油揚げからじっくりとスープを絞り出す。
みゆきちゃん「どうしたのなおちゃん?」
れいかちゃん「なおは昔からうどん食べると孤独な語りをry」