20/07/18 21:02:39.452 uW0eNEfo0.net
オティヌス「………」ジー
上条「……今日は例の『仮想試練装置(仮)』とかいう装置は来てないな。もしかして飽きたとか?」
オティヌス「……さぁな」ジー
上条「そもそも『ランダムに選ばれたキャラが仮想空間に飛ばされて戦う装置』ってのも謎だよな。どうやって作ったんだあれ」
オティヌス「……さぁな」ジー
上条「……なぁオティヌス、ずっと窓ばかり見てどうしたんだ」
オティヌス「……ん?…あぁ、別に大したことじゃない。最近、雨が多いと思ってな」
上条「あー……最近多いよな、おかげで登校中にずぶ濡れになっちまうこともあるし」
オティヌス「……登校といえば、まだ留年は決まっていなかったのか?人間」
上条「決まってねぇよ!!あと『まだ』ってなんだ『まだ』って!俺は死んでも土御門や青髪の下級生になるつもりはねぇからな!」
オティヌス「……そうか、そういう世界を作る手もあったか」
上条「知ってたらそういう方向からも責めるつもりだったのかお前」
パァァァ…
上条「えっ、なんで急に窓が光って……!?」
オティヌス「…そういえばさっき、例の人工悪魔がそこに何か設置しているのを見たな」
上条「そういうことは最初に言えよ!絶対後からくるヤツじゃねぇか!」
窓の側面に取り付けられた、小さな装置にはこう書かれていた。
『仮想試練装置(仮)ver.1.3、変更点は見ての通り、コンパクトになりましたよう』
学生寮の一室が、その閃光に包まれていく。
>>4 vs >>5