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2024年第1四半期(1月~3月)のスマートフォン市場において、中国大手のファーウェイ(華為)が市場シェア首位を獲得し、2年ぶりの“首位復帰”を果たしていたことが、調査会社・Canalysが発表した最新の報告にて明らかになった。
ファーウェイが国内シェアにてトップに返り咲くのは実に13四半期ぶり。高価格帯の「Mate」シリーズから廉価帯の「nova」シリーズまで多様な製品を発売し、1170万台を出荷。市場シェアは17%を占めており、元来ファーウェイのサブブランドだった「Honor」とともに、急速なシェア回復を見せた。
次ぐ2位にはOPPOとなり、最新モデル「Reno 11」シリーズを筆頭に出荷台数は1090万台に及んだ。その一方で、昨年の第4四半期に好調だったHONOR、vivo、Appleは、それぞれ3位、4位、5位という結果に。特に米国最大手であるAppleはQonQ(前四半期比)で最も大きく減少し、年間で25%の出荷減少に。「iPhone」シリーズの販売周期において、新製品の発表時期などの反動に加え、他社の押し上げなどが影響しているものと見られる。
調査主体・Canalysはファーウェイの首位復帰について、主に自社開発チップを採用した「Mate 60」シリーズの生産と供給の不足に解消が見られたことが寄与したと推察したほか、中価格帯の充実も影響していると分析。さらに、同社の独自OS「HarmonyOS」については、電気自動車などでの実装も進むなど、エコシステムの急拡大があるとしており、Canalysのシニアアナリストは「第三のOSとして浮上し、中国本土でのAndroidとiOSの二強体制を打破する」と期待を寄せていた。
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