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囲碁AIのアマチュアに完敗 「未知」の戦略対応出来ず
ペリン氏が実際に用いた戦術は、
「ゆっくりと石の大きな輪を作ることで相手の陣地の一つを囲み、
その間に盤面の他の隅で手を打ってAIの注意をそらす」
というもの。
囲いがほぼ完成していても、囲碁AIは現在の不利に気づくことはなく、
グリーヴ氏は
「AlphaGoを簡単に打ち負かす戦法は、囲碁を効果的にプレイするものではありません」
として人間の囲碁プレイヤーとの対局では惨敗したことを示しているほか、
ペリン氏は
「人間なら注意をそらす作戦にダマされずに、
不利な状況であると簡単に見破れるはずです」
とコメントしています。
グリーヴ氏によると、囲碁AIが大敗した正確な原因は推測の域を出ないものであり、可能性の高い理由として考えられるのは、「ペリン氏が利用した戦術は実際にほとんど使われていないため、AIシステムが十分に訓練を受けていなかった」という点にあるとのこと。グリーヴ氏は「今回使われたような、AIが相手ということを利用した攻撃にさらされたときにAIシステムに欠陥が見つかるのは、AI研究ではよくあることです。にもかかわらず、非常に大きなAIシステムがほとんど検証されないまま大規模に展開されているのを、私たちは目の当たりにしているのです」と述べています。
カリフォルニア大学バークレー校のコンピューターサイエンス教授であるスチュアート・ラッセル氏は「最先端の囲碁AIの一つで脆弱(ぜいじゃく)性が発見されたことは、現在の最先端にいるAIを支える深層学習システムの根本的な欠陥を示唆しています。システムは、過去に経験した特定の状況しか理解できず、人間が容易に理解できるような方法で経験および現在の状況を一般化することができません」と述べ、「私たちは、機械に超人的なレベルの知能を持たせることを、あまりにも急ぎすぎたのかもしれません。今回の囲碁AIに対する勝利は、それを改めて示しています」と付け加えました。
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日経新聞
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