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■スーツ失格の高梨沙羅、検査方法の違いを指摘していた…代表監督「こんなことで選手をつぶしてはいけない」
スキージャンプ混合団体でスーツの規定違反で失格となった女子の高梨沙羅(クラレ)が全日本スキー連盟(SAJ)の聞き取りに
「検査方法がいつもと違う」趣旨の回答をしたことが分かった。SAJは国際連盟(FIS)に検査法のあり方についての意見書などを送付する方針。
スキー日本代表の斉藤智治監督が10日、明らかにした。
沙羅はスーツの太もも回りが規定より2センチ大きいとされた。斉藤監督によると、通常飛躍後はスパッツをはいたまま太ももを測定されるが、
スパッツを脱がされたと沙羅が回答。腕も通常は体から約30センチ離した位置まで広げて検査を受けるが、万歳を求められた。
検査方法が違うとしてやり直しを求めたが、受け入れられなかったと話しているという。
検査方法を巡っては、2人の失格者が出たノルウェーのアンナオディネ・ストレムも「これまでの検査方法と違い、少し奇妙だった」と証言。
同国代表のブラーテン監督も、ノルウェー紙の取材に対し、手を頭に乗せたままで行ったと語っている。
一方、マテリアルコントロールの責任者、ポーランド人女性のボンチフスカ氏は
「新しい測定の手順は行っていない」とするなど、食い違いが生じている。
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