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2022年1月13日、韓国・東亜日報によると、韓国の老人貧困率が経済開発協力機構(OECD)加盟国37カ国の中で最も高いことが分かった。
記事によると、韓国経済研究院は13日、経済協力開発機構および韓国統計庁の資料を分析した結果、2020年の韓国の老人貧困率は40.4%で、37カ国中トップだったと発表した。これは米国、英国、ドイツ、フランス、日本の主要5カ国(G5)の平均値である14.4%の約3倍にあたる水準で、各国の数値は米国が23.0%、日本が20.0%、英国が15.5%、ドイツが9.1%、フランスが4.4%という結果だった。
老人貧困率とは65歳以上の高齢者のうち貧困線以下にいる人々の割合を示しており、2020年の貧困線は約1499万ウォン(約145万円)。このように貧しい高齢者の割合が高いという状況は、韓国の高齢者の自殺率の高さとも無関係ではないと指摘されているという。
韓国の65歳以上の人口は22年現在で17.3%とG5よりも低い水準にあるが、25年には20.3%となって米国(18.9%)を抜き、45年には37.0%にまで上昇して世界1位の日本(36.8%)をも上回ると予想されている。
一方で、韓国の年金制度は十分とは言えず、国民年金(基礎年金)などの移転所得の割合は25.9%で、G5の平均値56.1%よりもはるかに低い。韓国の国会予算政策処によると、国民年金収入から支出を差し引いた財政収支は39年に赤字に転換予定で、積立金は55年に使い切られてしまう見通しとのこと。また、国民年金加入者100人当たりで扶養すべき受給者数は、20年の19.4人から50年には93.1人へと5倍も急増すると予想されているという。
韓国経済研究院のキム・ヨンチュン雇用政策チーム長は、「公的年金改革を急ぐべきであり、私的年金の活性化のための税制支援が必要。そうしなければ、負担は未来の世代にそのまま引き継がれる」と指摘している。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「今の20・30代はどうせ年金を受け取れない。税金がひとつ増えただけ」「文大統領が選ばれた時から、すでに韓国は終わりに向かっている」「民主党を選んだ結果。左派は恐ろしいということを実感した」「年金改革や公務員改革に全く関心のない文大統領が、検察改革のみしつこく叫ぶ理由が分かったね」「文大統領が5年間でしたことは何?支持率が40%台なんて本当に信じられない」など、文政権を批判する声が相次いでいる。
一方で、「だから安哲秀(アン・チョルス)候補を選ぶべき」「年金改革を語っているのは安候補のみ」など、安候補を応援するコメントも見られた。
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