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愛知県弥富市の中学校で3年生の男子生徒(14)が刺殺された事件で、殺人容疑で送検された同学年の男子生徒(14)が2年生の時、「(被害生徒が)給食当番の時、すぐに箸を渡してくれない時があった」などと学校に訴えていたことが市教育委員会への取材でわかった。学校生活のアンケートやその後の面談で被害生徒への複数の不満を述べていたといい、県警は経緯を慎重に調べている。
市教委関係者によると、加害生徒は今年2月のアンケートに複数の不満を回答。面談では、給食時の出来事や、昨年9月の生徒会役員選挙に立候補した被害生徒から応援演説の依頼を受けた経緯を話した。演説は「嫌だったけれど、断り切れなかった」と打ち明けたという。
そのため、学校は被害生徒に「相手の気持ちを考えて行動を」などと指導した。加害生徒に対しては、担任教諭が「その後は大丈夫か」と複数回声を掛け、加害生徒は「大丈夫です」と答えたという。3年生に進級した後は、目立ったトラブルは確認されていなかった。
捜査関係者によると、加害生徒は県警の調べに対して同様の供述をし、「嫌がらせのように感じていた」との趣旨の話をしているという。
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