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Record China 2021年11月11日(木) 20時20分
韓国が日本の高級ブドウを盗んだとの報道が、中国でも注目を集めている。中国メディアの観察者網が伝えた。
記事はまず、今年10月に韓国の複数の大手メディアが、一部のスーパーで販売された「大黄玉」という名のブドウを取り上げ、「表面が黄色で熟れるほど赤みがかる特徴がある。一般的なブドウよりもはるかに大きく、卓球のボールに匹敵するほど。ひと房9万ウォン(約8500円)ほどで、その名に恥じない高価なブドウとなっている」「このブドウは日本から引き入れられた新品種で、次の韓国の良質なブドウの品種になると予想される」などと、このブドウを高く評価していたことを紹介した。
一方で、9日に日本のフジテレビが「日本の高級ブドウまたパクリ」と報じたことを紹介。フジテレビによると、「大黄玉」は日本の新しい品種「ほろよい」を無断で栽培したものだという。観察者網の記事は、この報道が「韓国メディアにビンタを食らわせた」「韓国メディアの『日本から(正規に)導入された』という説明に反論するものだった」と指摘。フジテレビの突撃取材に韓国の業者が「日本も“日帝時代”に韓国の品種をたくさん盗んだ」と語ったことも併せて伝えた。
そして、韓国では過去にも「シャインマスカット」や「ルビーロマン」といった日本のブドウ品種が栽培されていたと指摘。「シャインマスカット」は日本の研究機関が30年かけて開発したもので、「ルビーロマン」は石川県の研究センターが14年かけて開発したものだと説明した。その上で、韓国メディアがこれらについて「日本の研究機関が開発したものだが、苗の品種保護に関するUPOV条約では発売されてから6年以内に外国で登録を出願しなければならず、それをしていなかったため韓国の農家も栽培することができる」と報じたことを紹介した。
観察者網の記事は、「こうした韓国側の主張に日本のネットユーザーは納得していない」とし、「これが韓流か」と皮肉を込めたコメントが書き込まれていることを紹介した。
中国のネットユーザーからは「いつものこと」「韓国が恥知らずなのは今に始まったことじゃない」「さすがは盗人の国。文化遺産だけでは飽き足らずか」「韓国ってイチゴでも問題になってなかったっけ?」「韓国もろくでもないが日本も他人のことは言えない」との声がある一方、「シャインマスカットって、中国にもあるんだよね」「韓国のこれらのブドウは中国から渡ったものだ」と指摘する声も出ている。
なお、フジテレビの報道によると、韓国の業者は苗について「中国経由で入手した」と話していたというが、観察者網の記事はこの点には触れていない。
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