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100センチの視界から-あまはいくまはい-
10歳の時、読書感想文指定図書の「マチルダは小さな大天才」を読みました。
感想文を書くためだけに手にした本だったのですが、今まで読んだどの本よりも面白く、私の日々感じていることがつづられ、衝撃を受けました。何度も何度も読み返し、この本に出会えたことに感謝しました。
主人公のマチルダは6歳で、本を読むのが大好きで算数も得意。私のように車いすに乗っているわけではないけれど、小さな女の子が大きな大人たちに囲まれて生活する世界、困りごと、好きなことが、私と同じだったのです。
小さな体だと手に届かないものが多いけれど、工夫をして手にすること。
無理解な大人たちにばかにされ、言い返したいけれど黙るしかないこと。でも時には理解してくれる信頼できる大人もいること。
養護学校(現特別支援学校)に通い、クラスが一人ぼっちで寂しかった私は、マチルダのようにクラスメートに恵まれることにも憧れました。
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