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メンタルコーチが教える自信を高める2つの方法「代理経験」と「言語的説得」とは?
3/28(日) 6:30
ゴルフに限らず、スポーツではメンタルがプレーに多分な影響を与える。だからこそ自信を持ってプレーに挑むのがベストと言えるが、では具体的にどうすれば良いのだろうか。プロも教えるメンタルコーチ・池努に、自信を高めるための具体的なテクニックを教えてもらおう。
自信を持ってゴルフをするために重要な要素となるのが「自己効力感」です。自己効力感とはカナダの心理学者アルバート・バンデューラによって提唱された概念で、人がある課題に対して行動や結果が必要とされる状況で「自分ならできる」「自分には達成する力がある」という感じることができる感覚のことです。
自己効力感を高めるためには「小さな成功体験」を自身で認識し積み重ねていくことが重要ですが、それ以外にも自己効力感を高めるテクニックはあります。それが「代理経験」と「言語的説得」です。今回はそれらについて具体的な例を挙げながら解説していきます。ぜひ、ご自身に置き換えながら読んで頂ければ幸いです。
まずは「代理経験」から解説していきます。これは自分以外の他のゴルファーが達成している経験から学ぶことで「自分もできる」という認識をしていくことを指します。
例えば、80台をここ2年ほど目指しているAさん(ベストスコア92)というゴルファーを想定してみましょう。ゴルフのレベルアップためにコーチをつけたり、道具にもある程度お金もかけ、練習も頑張っているけどなかなか80台が遠く、90台や100台を行ったり来たり……。「自分には難しいのかな。センスないのかな……」と自己効力感が下がっている状態です。