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「ネトウヨ」という言葉は使わない
社会の状況の悪化を少しでも防ぐためには、「雑な言葉」を放置せず、「丁寧な言葉」で向き合うことこそが必要であると、柳さんはいう。
たとえTwitterに差別的な言葉を書き記している人がいたとしても、できるかぎりチャンネルは閉ざさないようにしたい、と考えているのだ。
「インターネットの掲示板やコメント欄などに差別的な書き込みを続けていた人たちは『ネトウヨ』と呼ばれ、一部の人だから相手にしなくてもいいとも言われていました。私はもう、この言葉を使うのをやめています」
「『在日』という言葉でくくるのと同じように、排除性があり、顔を見えなくしてしまう言葉でもあるからです。話を聞く、話をするという回路は相手がどんな人であっても切りたくない。ブロックをあまりしていないのも、同じ理由です」
「ネトウヨ」という言葉は、自らが「在日」という大きな括弧でくくられるのと同じように、「雑な言葉」であったと柳さんはいう。社会から排除してしまうばかりか、存在を矮小化してしまうことにつながった、と。
そうした人たちも、タイムラインを辿ればひとりの人がいるとわかる。それは、子煩悩な父親かもしれない。どこかの会社の社長かもしれない。卒論に追われる大学生かもしれない。
彼らが何を考えているのかを知り、自身の意見を交わらせたいと考えているからこそ、対話を怠りたくはないのだ。
「根本のところでは聞く耳を持ってくれる人がいるはずだという意味で、私は人を信頼しています。差別的な発言を繰り返している人も、丁寧な言葉を尽くすことによって、もしかしたら気持ちの向きが変わるかもしれない。どんなに自分の考えと隔たっていても話を聞くことで、糸口を見出していきたい。傷つくことはありますけれども、対話を断念することにはならない」
「大きな括弧でくくられた雑な言葉に対抗できるのは、人の顔であり、人の名前であり、その物語です。140字ではなかなか難しいけれども、なるべく丁寧に伝えようと思っています。そうすれば、私の場合でいえば在日韓国人というよりも個人であると、相手にとって顔が見える瞬間があるかもしれないですから」
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