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「日の丸毀損に罰則」の刑法改正案、自民保守系に再提出の動き
1/26(火) 19:21
配信
毎日新聞
自民党の保守系議員連盟「保守団結の会」は26日、下村博文政調会長と党本部で会談し、「日の丸」の毀損（きそん）に罰則を設ける刑法改正案を今国会に提出したいと申し入れた。同会は「政調会長にはご了承をいただいた」としており、他党にも賛同を呼びかけた上で議員立法を目指すという。
改正案は日本国を侮辱する目的で国旗を損壊、除去、汚損した人に刑事罰として「2年以下の懲役または20万円以下の罰金」を科すとしている。現行刑法には外国国旗の毀損に対する罰則がある一方、日の丸の毀損を禁じる規定はない。同会顧問の高市早苗前総務相は申し入れ後、記者団に「外国国旗損壊に重い刑罰を科し、日本の国旗の扱いはどうでもいいというのはおかしい」と語った。
改正案は自民党が野党時代の2012年にも高市氏らが国会提出し、「表現の自由を侵害するおそれがある」（日弁連）などの反発を受け廃案になった経緯がある。もっとも、賛同は与党内でも広がっておらず、公明党の山口那津男代表は26日の記者会見で「我が党で検討したこともない。国民が自発的な意思でそういう気持ちを持っていくことが重要だ」と苦言を呈した。【遠藤修平】
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