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立命館大、一部の学部を「滋賀から大阪に」移転へ 2000人以上の学生流出に…行政と大学が意見交換会
10/22(木) 19:12配信
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関西テレビ
滋賀県草津市にある立命館大学のキャンパスが、大阪に一部移転することになりました。
2000人以上の学生が流出することになり、地元では波紋が広がっています。
【学校法人立命館・森島朋三理事長】
「滋賀県、草津市はわが町と思っています。しかし一方、いま、大学はその存在理由が問われています」
22日に開かれた滋賀県知事、草津市長、立命館大学による意見交換会。
その議題は、立命館大学のキャンパスの一部移転です。
草津市には、立命館大学の「びわこ・くさつキャンパス」があり、開設には、滋賀県と草津市が約135億円を支援しています。
今年８月、立命館大学は、情報理工学部と研究科の約2400人を、2024年に大阪府茨木市のキャンパスに移転させると発表しました。
実は５年前にも、経営学部など約3700人がすでに大阪のキャンパスに移転しています。
これに加え、さらに2000人以上の学生が流出する事態に、地元の不動産業者からは不安の声が上がっています。
【エリッツ南草津店営業部・山本真士課長】
「（前回５年前の学部移転で）新入生の２～３月ごろの部屋探しは極端に減りました。
南草津というのは、学生、特に立命館大学とともに歩んできた、発展してきた街なので。
また（学部の移転で）移動することになって、多くの学生が滋賀県から離れていくのは危機感を覚えた」
意見交換会では、滋賀県などが新たな学部の新設などを要望し、立命館大学側は「今後検討していく」としました。
【草津市・橋川渉市長】
「きょうの話し合いがさらに継続して、きめ細かに具体的に進むことを大いに願っています」
立命館大学は今後も、大学として地域の活性化に取り組む姿勢を示しています。