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米国・日本・インド・オーストラリアが集まり「反中連帯」決議…顔色うかがう韓国
2020.10.06|午後5:24|毎日経済
●クアッド4カ国外相会談
●日本で2回目の安全保障会議開催
●ポンペオと会った菅首相「インド太平洋戦略協力強化」
●クアッドと距離を置く選択をした韓国
●新しい同盟秩序から排除懸念
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米国・日本・オーストラリア・インドの外相は6日、日本の東京で4カ国外相会談を開き、
「自由で開かれたインド太平洋」を実現するために協力を強化することで合意した。
4カ国が参加して「クアッド(quad)」と呼ばれる今回の会談は、中国の域内影響力拡大を防ぐための事実上の反中連帯の性格が強い。
今回の会談は、昨年9月のニューヨーク会談に続いて2回目だ。この日の会談に出席するために、
米国のマイク・ポンペオ国務長官をはじめ、オーストラリアのマリス・ペイン外相、インドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相が日本を訪れた。
今回のクワッド会談から韓国が事実上パッシングされたことで、今後のアジアの安全保障と同盟構図にどのような影響を与えるか注目される。
ポンペオ長官はこの日、4者会談に先立ち、日本の菅義偉首相を単独訪問した後、オーストラリアとインドの外相と共に再び菅首相に会った。
菅首相は、ポンペオをはじめとする外相に会った席で、「日本が強く推進してきた自由で開かれたインド太平洋戦略は、
地域内の平和と繁栄のためのビジョン」とし「新政権でも確実に推進する」と述べた。外相らはこれに対して
「基本的価値を共有するパートナーとして4カ国が協力し、ルールに基づく国際秩序を強化することが重要である」と答えた。
4者会談とは別に行われた米日外相会談でポンペオ長官は「菅首相は就任後、自由で開かれたインド太平洋は、
地域の平和と安全だと述べた」とし「これは米日関係でも同じだ」と明らかにした。日本の茂木敏充外相は
「菅政権で地域と国際社会の平和と安定の基礎である米日同盟を強化していく方針に変化はない」と述べた。
ポンペイオ長官はこの日、日本経済新聞とのインタビューで、「4カ国が一つになって中国共産党を相手に安全保障の枠組みを作り上げる」と述べた。
続いて「経済、法治、知的財産権に関する議論も可能である」とし「軍事的観点にとどまらず、議論の幅をより広げること」と付け加えた。
この日の午後遅く開かれた4者会談では、今後のインド太平洋戦略の外縁を拡大し、サイバー・宇宙空間における
中国の積極的な活動についての意見を交換し、クアッド会談の定例化案などを議論した。