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その上で、フロムはナチズムを分析する。ナチズムには、内容と呼べるようなものは何もなかったが、ナチが何であるかを知らないまま、ただ力があるという理由だけで大衆は支持した。
《ヒットラーが権力を握ってからは、さらにもう一つの誘因が力をえて、大多数のものがナチ政府にたいして忠誠を捧げるにいたった。幾百万のひとびとにとって、ヒットラーの政府は「ドイツ」と同一のものになった。
ひとたびヒットラーが政府の権力を握った以上、かれに戦いを挑むことはドイツ人の共同体からみずからを閉めだすことを意味した。他の諸政党が廃止され、ナチ党が(ドイツと)同一のもので「ある」とき、ナチ党にたいする反対はドイツにたいする反対を意味した》(前掲書)
情弱のネトウヨが政権批判をする人物を「左翼」「反日」と決めつけるのも同じような現象だろう。
こうして彼らは自己欺瞞を続け、《興奮を約束し、個人の生活に意味と秩序とを確実に与えると思われる政治的機構やシンボル》に引き寄せられていく。こうした状況に抵抗しても無駄という「大人の態度」は、ファシズムの土壌である。
ジョン・デューイの名言を孫引きしておく。
《われわれのデモクラシーにたいする容易ならぬ脅威は、外国に全体主義国家が存在するということではない。
外的な権威�