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新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言下で行政からの休業要請に応じているにもかかわらず、
一部の飲食店に匿名の張り紙などで休業を求める行為が相次いでいる。
こうした行為はインターネット上で「自粛警察」と呼ばれ、店主らは「行き過ぎた嫌がらせだ」と反発。
識者は「日本特有の同調圧力が悪い方に出た」と指摘する。
「安全のために、緊急事態宣言が終わるまでにライブハウスを自粛してください。
次発見すれば、警察を呼びます。近所の人」。
四月二十六日、東京・高円寺のダイニングバー「いちよん」の看板に張り紙が見つかった。
店主の村田裕昭さん(41)によると、同店は飲食店。
都は午後八時までの営業を求めているが、緊急事態宣言を受け四月十日から自主休業した。
店内のスペースではこれまで、不定期でライブを開催しており、
二十六日は女性歌手のライブを無観客でネット配信した。
ライブハウスは休業要請対象だが、都は同時に複数の演奏者を
出演させないことなどを条件に「無観客でオンライン配信用ライブを行うことは問題ない」とする。
「匿名で嫌がらせの張り紙はすべきでない。行き過ぎた非難だと感じる。世知辛い」と村田さん。
今後も出演者と相談しながら、無観客でのライブ配信を続けていく考えだ。
ほかにもツ