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中国人への「人種差別発言」で東大”最年少准教授”(特任准教授)が解任された問題を取り上げた前回。
今回も引き続き、株式会社オトバンク社長の久保田裕也氏に「東大の教養課程」について語ってもらうこととする。
今回の騒動についての第一印象を聞くと、久保田氏はこう答えた。
「中国人は使えない? それは絶対にないですね。僕の同級生の中でも特に勉強熱心な一団がいて、そこには韓国人も中国人も沢山いました。日本語が上手かったですね。
そして同級生の韓国人の一人は今シリコンバレーで起業していますけど、優秀な人は沢山いますよ」
筆者が米国の大学に行った時代でも、理系の大学院は半分以上中国人とインド人で「占拠」されていた。
15億人もいればピンからキリまでいるのは当然だが、「ピン」の中国人がどれほど優秀なのかは少しでも目を開いていればすぐにわかることだ。
では、「東大の教養課程を経ていないからこの青年は教養がない」についてはどう思うか。
「そんなこともないと思いますけどね。教員によって違いはありますけど、教養課程の科目がそこまで難易度が高いかといえば、そんなことはないと思います。
本当に専門分野の基礎の基礎を三か月か半年かけて見せてもらう、というくらいのものですからね。
今までやったことがないから消化するのは難しい、という部分は多少ありますが、専門的な難しさがという部分までは全く入らないですから、それは買いかぶりすぎかな、とは思います」
例の彼には、コロナ騒動が収まったら中国への視察を勧めたい
筆者に言わせれば、この青年の問題は「東大の教養課程」を終えていないことではないし、高専出身という点でもない。
筆者が15年近く付き合っている友人で同じく高専出身で、現在は筑波大学の大学院に所属する研究者もいるが、このような問題は一切ない。
彼の問題は、「一般教養が高校生レベルにも達していない」の一点に尽きる。自著で「日本も敗戦後に資本主義に移行し」と堂々と書いており、「渋沢栄一はどこへ行った」と筆者が突っ込んでしまう状態である。
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