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米カリフォルニア大学バークリー校が感染が拡大する新型肺炎に関連し、
アジア出身者と接するのを嫌うのは「よくある正常な反応」とする見方を示して物議を醸し、謝罪に追い込まれる騒ぎがこのほどあった。
同大の保健医療サービス部門がインスタグラムに掲載した情報画像の中に盛り込まれた見解で、非難が相次いだ後、削除された。
新型肺炎に対する普通かつ正常な反応として不安、無力感、社会からの逃避や怒りなどを列挙し、外国人忌避も同列に置いていた。
インスタグラムでは、困惑し非常な怒りを感じるとした上で、
「外国人恐怖症がいつ正常な反応になったのだ?」「文字通り人種差別を標準化するものだ」などとの反論があった。
ツイッター上でも同様の批判が多数あり、大学側の言語表現を疑問視するなどした。
これらの反響を受け同校は先月30日、謝罪を表明。情報画像がもたらした一切の誤解を悔いているなどと弁明した。
バークリー校の学生数のうち30%以上がアジア系ともされる。
新型肺炎が世界規模で拡散する中で、外国人を嫌ったり避けたりする言動の増加も伝えられている。
あるフランスの新聞は見出しに「新たな黄禍?」と打ち出し、批判を浴びた。
黄禍論は西側諸国にいる東アジア出身者の脅威を言い立てる数世紀前のイデオロギーだった。
西側諸国のアジア系の住民は日常生活などで他の住民とは異なる対応を受けているとも話している。
英ロンドンで活動する中国系英国人の男性記者はバスの席に座った際、近くにいた男性の乗客がすぐ離れた体験を打ち明けた。
新型肺炎で外国人忌避は「よくある反応」、米大学が謝罪
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