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アメリカの有力紙ロサンゼルス・タイムズなどのシステムがサイバー攻撃を受けて配達などができなくなり、アメリカ国土安全保障省が調査に乗り出しました。現地のメディアは「北朝鮮のハッカー集団が関与した可能性がある」と伝えています。
サイバー攻撃を受けたのはロサンゼルス・タイムズなどが使っている情報処理システムで、今月27日の夜から紙面の情報を印刷工場に送れなくなるといった不具合が出て、一部の地域で配達ができなくなりました。
その後、同じシステムを使っている中西部イリノイ州の有力紙シカゴ・トリビューンや、南部フロリダ州の新聞など、ほかの新聞にも被害が広がり、事態を重く見たアメリカ国土安全保障省が調査に乗り出しました。
ロサンゼルス・タイムズによりますと、不具合が起きているのはマルウエアと呼ばれる不正なプログラムが外部から仕込まれたためで、外国からのサイバー攻撃だとみられるということです。
そして、ほかのアメリカメディアは、今回見つかったマルウエアは、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」が過去に用いたとされるため、「今回の攻撃に『ラザルス』が関与した可能性がある」と伝えています。
ロサンゼルス・タイムズは30日、NHKに対し、「システムの不具合はまだ完全には解決されていない」と述べています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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