18/11/19 12:32:04.57 gp09lWDm0.net BE:718678614-2BP(1500)
URLリンク(img.5ch.net)
なぜヘイトスピーチは許されないのか。歴史的には差別の扇動がジェノサイド(特定の民族などを狙った集団殺害)につながった過去がある。日本でも1923年の関東大震災の際、流言などで多くの朝鮮人が虐殺された。
多数派によるヘイトが横行すると、マイノリティーは口をつぐむしかなく、表現の自由を奪われる。
大阪市は2年前、ヘイトスピーチ抑止条例を制定した。罰則はなく、市民の申し出などで有識者の審査会に諮り、答申を受けた市がヘイトと認定すれば、表現活動を行った者の氏名を公表するなどの内容だ。
だが、昨年度までの認定は、扱った34件のうち動画4件だけ。審査会は月1回で、専任職員もおらず、処理が滞る。接続業者から氏名の開示も受けられていない。
3年前、弁護士や学者の有志で規制条例案をまとめた。
現行の刑法では、ヘイトに特定の個人や団体をおとしめる内容があれば、名誉毀損(きそん)罪などになりうるが、民族など不特定の集団への適用は難しいため、案には独自の罰則も設けた。
差別解消のため、多くの国が設ける「国内人権機関」のような組織も規定した。
ヘイトはすぐにはなくせないだろうが、地道な制度づくりで乗り越えたい。
全文URLリンク(digital.asahi.com)