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南海トラフ地震の前に発生する内陸地震に警戒必要
注目エリアは近畿、中部 専門家対策呼びかけ
2018.5.12 08:18更新
東日本大震災から7年、南海トラフ巨大地震の発生が迫っているといわれる中、
近畿や関東での内陸地震が懸念されている。「地震の見方」について、
東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授(地震地質学)に聞いた。
地震は地域の特徴を踏まえて対策を考える必要があります。
4月9日にマグニチュード(M)6・1の島根県西部地震が起きましたが、
山口~出雲は地震帯があり、震度5~6の地震は頻繁に起きます。
山陰は、大きな活断層は見つかってませんが、隠れた活断層(伏在断層)も考えられ、
最大で平成12年の鳥取県西部地震(M7・3)規模の可能性はあります。
中国から京都北部にかけては要警戒地域です。
(中略)
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いつ地震が起きるのかという予知はできませんが、少なくとも近畿、中部は
活断層密集地でありながら、近年大地震が起きておらず、要注意です。
大地震の前には活断層近辺で地震活動が活発化する傾向があります。
小規模の地震が起きている所に、日ごろから注意を払うことが大切です。
私は、近畿では山崎断層、大阪北部、京都府南部、和歌山の地震に注目しています。
耐震化を施すなど、突然の揺れからどう命を守るかを心がけてほしいと思います。
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