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佐川氏は証人喚問の間、「当時の担当理財局長として大変重い責任がある」「責任はひとえに私にございます」などと、お詫びを繰り返した。
経緯などの証言は拒否する一方で、安倍晋三首相や官邸、昭恵夫人、麻生大臣らの改ざんへの指示、関与、さらには影響について、はっきりと否定している。
このコントラストは印象的だ。実際、「ダブルスタンダード」(希望の党・今井正人議員)「断言答弁」(無所属・江田憲司議員)という批判も相次いだ。
ただ、佐川氏は「個別案件の話を官房や官邸に報告することはない」「指示があったとすれば局長だった私に必ず報告が上がってくると思う」と一般論を持ち出して反論している。
産経新聞によると、6回の証言拒否を受けた立憲民主党の福山哲郎議員は、佐川氏の証言拒否についてこう苦言を呈したという。
「経緯については証言を拒否しながら政治の関与だけは明確に否定する。都合に合わせて答弁拒否を使ったということは姑息さを感じた」
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