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障害者の性 特殊じゃない…ガイド本刊行
障害者の性に関する問題の解決に取り組む一般社団法人「ホワイトハンズ」（新潟市西区）の活動が１０年目を迎えた。
代表の坂爪真吾さん（３６）はこれまでの経験を踏まえ、障害者の支援に携わる人々に向けたガイドブックも出版。
性の問題についてやり過ごしたり、その場限りで対応したりする風潮を変えたい考えだ。
ホワイトハンズは２００８年に発足。全国約１０人の看護師や介護士らのスタッフが所属し、障害者の恋愛や性についての
トラブル解消に重点を置いて活動してきた。東京や大阪などの大都市を中心に、これまで全国で延べ６５０人以上の障害者を支援した。
車いすで入れるホテルを見つけるだけで一苦労したり、交際について支援者たちが「問題行動」とレッテルを貼ってしまう場面を
目の当たりにしたりしてきた。「食事や風呂にはサポートがあるのに、性については合理的な配慮が払われていない」と話す。
新潟市西区出身の坂爪さんは高校生の頃、社会問題となっていた若者の売春が学問的に論じられていることに目を開かれた。
「性はプライベートなものだと思っていたが、背景には必ず社会の問題がある」。東京大学でジェンダーや性について研究した後、
地元で団体を設立。障害者の性だけでなく、風俗店で働く女性らの生活相談など、支援と研究を続けている。
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ガイドブックを手に「障害者の性は特殊な問題ではない」と語る坂爪さん
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参考動画
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