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流れかけた陛下とトランプ大統領の会見
天皇、皇后両陛下は6日午前、来日中のトランプ米大統領夫妻と皇居・御所で初めて会見された。
20分にわたった会見中、訪日の感想を陛下から問われたトランプ氏は「すべてうまくいっています」と
述べ、強固な日米同盟をアピールした。ただ表向きの友好ムードとはよそに水面下では会見を巡る
日米の警備当局間の駆け引きが激化。中止の一歩手前にまで至る事態となり、同盟の危うい側面も
浮き彫りになった。
「大統領が行くところは事前にすべて我々がチェックするのがルールだ。天皇陛下の御所だろうが
例外はない」。日米外交筋によると、トランプ氏の警護担当責任者が米国の警備スタッフによる御所
への事前の立ち入り検査を要求したのは10月下旬だった。
御所は天皇陛下のお住まいであり、米大統領の来日の際でも米国の警備当局の事前検査を許した例は
ない。日本側は「恐れ多いことだ。前例もなく、受け入れられない」とはねつけたが、米側は「そもそも
前例こそ間違っている」と反論。トランプ氏が日本に到着した5日時点でも全く折れるそぶりを見せ
なかった。
日本外務省幹部は5日「日本は独立国だ。このままでは会見は成立しない。流れても仕方ない」と
トランプ氏の同行筋に通告。米側は「今回は例外として認めるが、日本側の態度は残念だ」として
御所への事前立ち入りの要求を取り下げたのは会見当日の6日の朝だった。
URLリンク(www.nikkei.com)