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2010年1月27日参議院予算委員会 民主党加藤敏幸議員の質疑 (後編)
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○加藤敏幸君
ありがとうございました。
ちょっと質問通告の順番を変えまして、獣医師の問題について少しお伺いをしたいと思うんです。
お医者さんの数については対策の中で増員を図ると、こんなふうになっておりますけれども、
実は、動物のお医者さんの方の数については、長い間定員増が図られていないということと同時に、
今獣医師の就業別分野ということでここにお示ししていますけれども、職員、公務員さん関係、民間団体、
これは薬の開発に携わっております、それから病院と、こんなふうな形になっておるのが現状です。
次に、この産業動物獣医師、大型の動物ですよね、これの地域分布ということで見ていただきますと、
さすが北海道、九州というのは産業に対応してこうなっています。
東北一五%、関東一七%、そして、ちょうど中部、西部辺りにですが、非常に少ないということで偏在がある。
この偏在は歴史的に形成されたものでありますけれども、しかし、最近、鳥インフルエンザの問題でありますとか、家畜にかかわる安全の問題でありますとか、
あるいはセラピー、ペットの問題、いろいろ状況含めてこの産業獣医師の不足問題というのが世の中に浮上しておるということでございますので、
私の出身の四国も少ないと、こういうことでありますので、まず農林水産大臣にその状況を御回答いただき、
獣医師を養成する大学の所管は文部科学省でございますので、大臣の方で御答弁なり考えがあれば述べていただきたいと思います。
○国務大臣(赤松広隆君)
お答えを申し上げます。
議員御指摘のように、安全な畜産物の安定供給を確保するためには、今御指摘の産業動物獣医師や、
都道府県あるいは市町村に所属をして公務員獣医師として種々の検査をするこうした方たちが重要でございます。
(続く)