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■【高校サッカー】広島国際学院、開幕戦の初出場対決で早実下す スローイン起点に頭で2得点
<第102回全国高校サッカー:広島国際学院2-0早実>◇28日◇東京・国立競技場◇40分ハーフ
広島国際学院(広島)が早稲田実業(東京B)を1-0で下し、開幕戦を飾った。開会式直後の聖地、国立で行われた初出場校同士の一戦を制した。
開始早々、早実FW久米遙太(3年)に2本の決定機を作られたが、GK片渕竣介(3年)が好セーブを見せ、先制点を許さなかった。
次第にペースを握ると前半7分、ゴール前へ進入したDF島川翔汰(3年)がシュート。これは早実GK高村裕(3年)の好セーブに阻まれたが、敵陣ゴール前へ押し込む展開が増えた。そして前半28分、待望の先制点が飛び出した。
ロングスローをゴール前へ入れると見せかけ、左サイドのDF岡田康誠(3年)へ短くスロー。そこからゴール前ファーサイドへクロスボールを入れると、味方選手が頭で折り返したボールをゴール前のFW野見明輝(3年)が頭で押し込んだ。東京都予選5試合を無失点という早実の堅守を破った。
1-0で折り返した後半も、3分にグラウンダーのパスをゴール前のMF萩野巧也(3年)が直接シュートを放つが、早実GK高村に阻まれた。さらに主導権を握る中で追加点が生まれた。
後半12分、DF藤井海地(3年)が右サイドからロングスローをゴール前へ送るとMF長谷川蒼矢(3年)が頭でゴールへと流し込んだ。これで2-0とリードを広げた。
その後、早実の反撃に遭ったが、CKには全員が引いて守るなど隙を見せず。主将のDF茂田颯平(3年)を軸にした組織的で粘り強い守備が機能した。
前後半80分に渡り、ほころび見せることなく完封勝ち。広島国際学院は今夏のインターハイにも出場しているが1回戦で帝京第五(愛媛)に0-1と敗れていただけに、うれしい全国舞台での初勝利ともなった。
12/28(木) 16:35 日刊スポーツ
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