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2023.9.22
収まる様相を見せないジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)による加害問題。スポンサーの“ジャニーズ離れ”も後を絶たない。
そんななか、新たな“ジャニーズ切り”かとファンの間で注目を集めた“事件”が起きた。フジテレビで来春放送が予定されていたという木村拓哉(50)主演によるスペシャルドラマ『教場』の制作延期だ。
フジテレビ開局60周年特別企画として、2020年にスペシャルドラマで初放送された『教場』。主演を務める木村以外にも川口春奈(28)や三浦翔平(35)、なにわ男子所属の西畑大吾(26)ら今をときめく俳優陣が集結したことでも注目を集めた。
テレビ誌編集者が言う。
「21年にはスペシャルドラマの続編が放送。Snow Manの目黒蓮さん(26)や上白石萌歌さん(23)、福原遥さん(25)らが出演しました。そんな教場は23年4月期に『風間公親-教場0-』として、満を持しての地上波連ドラ枠進出となったのです。
ただ木村さんは放送前、『教場』を連ドラとして“月9”で放送することに疑問と不安を持っている感じでしたよね。その不安は当たってしまった。新垣結衣さん(35)、赤楚衛二さん(29)らも出演した『教場0』の全話の平均世帯視聴率が9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という、“キムタクドラマ初の全話平均1桁”となってしまったんです。
視聴者が定着しなかった理由として言われたのは、ドラマの“暗さ”。“観ていると気持ちが重くなる”といった声も多く、幅広い層の視聴者を獲得することはできませんでしたね。しかし、今、テレビ界で最重要視される13歳から49歳までのコア視聴率はまずまず高かった。その意味では及第点といったところだったのではないでしょうか」
そんな50代のキムタクにとって重要な作品『教場』SPを襲った“制作延期トラブル”とは、どのようなものだったのか―。
制作会社関係者は明かす。
「9月21日の早朝に、スポーツニッポンの電子版で制作延期が報じられました。記事内では番組制作上のトラブルが生じたと書かれていましたが……実は、物語のメインとなるロケ地から“使用NG”が宣告されたそうなんです」(前同)
“視聴率男”との異名を持つ木村の主演作ともなれば、ロケ地も宣伝になると色めき立ち、もろ手を挙げてスターを迎え入れるのがこれまでだったが……「使用NG通告」とは穏やかではない。
■キムタク自身の“インスタ舌禍騒動”も関係か
前出の制作会社関係者は続ける。
「『教場』では、神奈川県警本部が実際の撮影場所に使用されるなど、そのリアルさにも視聴者の注目は集まりました。この背景には、木村さん主演ドラマで絶対にコケるわけにはいかない、というフジテレビサイドの強い意志があったのです。
過去のスペシャルドラマ版でも、舞台となる警察学校のロケ地には実在する大学の校舎や専門学校が使われている。当然、学校や県警本部は公共の施設ですし、世間の反応を気にせざるを得ない。
今回は、ジャニー氏の問題で、悪い意味で大注目を集めるジャニーズ事務所所属タレントを主演に据えたドラマのロケ地に貸し出すのは……と、貸し渋るロケ地が出たそうなんです。ジャニー氏問題の余波がドラマのロケ地にも影響した形ですね」
ジャニー氏による加害問題での“ジャニーズ離れ”。所属タレントが出演するドラマのロケ地選びにまでその影響が及ぶとは、事の深刻さは甚大だ。だが、その裏側には、木村自身の行動の影響もあるのでは、という指摘もある。
「藤島ジュリー景子前社長や東山紀之新社長(56)が出席して行なわれた9月7日の会見後に、木村さんは自身のインスタグラム上で“show must go on”(一度始めたら最後まで続けなければならない)と生前のジャニー氏の座右の銘を敬礼ポーズ付きで投稿。”ここに来て事務所をかばうのか“と、大批判を浴びました。
その後、木村さんは同投稿を削除しましたが、いまだに批判の声が上がっているほどで、あれはまずかったですよね……。ジャニーズ事務所の看板である木村さんが、ジャニー氏の問題に正面から向き合って、ジャニーズタレントを代表する形で自身の考えがしっかりと伝わるようにコメントを出すなどすれば、世間の反応も大きく違ったと思われますが……。その一件もやはり、今回の“ロケ地NG”話にリンクしていそうですよね……」(ワイドショー関係者)
天下の木村拓哉のドラマ制作にも「NG」が出てしまう“ジャニーズ排除”の流れ。タレントに罪はないはずだが……この状況が収まる日は来るのだろうか―。
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