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5/17(水) 13:50配信
日刊ゲンダイDIGITAL
これは「事件」ではないのか?
藤島ジュリー景子社長(提供・ジャニーズ事務所)
13歳の時にジュニアとなり、「合宿所」と呼ばれていたマンションで「ユー、もうすぐデビューだね」などと言われながら、ジャニー氏からキスされたり性器を触られたりした。90年代になり、書籍「ジャニーズのすべて」などで性加害を告発してきたが、ほとんどのメディアからスルーされた。その結果、ジャニー氏の性加害は野放し状態で、ジャニーズも見て見ぬふりをしてきたと平本氏は指摘。藤島ジュリー社長の「知らなかった」発言は、ブログでこう深読みしている。
《事実を「認める」としたら、これまでのタレントから今いる所属の全員が「被害者」ということも「認める」ことになる。往年の大スターからSMAPや嵐だって例外ではなく、もちろんデビュー前のジュニア連中もである。ほぼ全員がそれぞれ相当の「被害」は受けている。もちろん皆が知る事実である》そして、《この被害を受けた人数は少なくても数千人に上るでしょう。週にひとり50週で半世紀以上の時間を単純計算しても2500人以上が被害者数として推測できる。これは「事件」ではないのか?》と。
ジャニーズ事情に詳しい芸能関係者はこう言う。
「ジャニー喜多川氏の性加害はいわば公然の秘密でした。『合宿所』では、ジャニー氏が嫌で逃げた人もいましたが代わりが犠牲になった。性暴力は『魂の殺人』ともいわれ、とりわけ子どもの頃の被害はその後の人生に大きな影響を及ぼすトラウマとなるそうです。純粋に歌や音楽が好きで入ったジャニーズで被害に遭い、脱退しアメリカに渡った人もいる。こうした証言、被害者の失われた時間は戻ってはこないのです」
藤島ジュリー社長は幕引きのつもりかもしれない。だが、あくまでジャニー喜多川氏のやったことで「死人に口なし」では決して済まされない。
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