23/05/16 11:41:19.43 2iscSrnp9.net
5月14日夜、ジャニーズ事務所がホームページ上で動画を公開。〝顔出し〟で藤島ジュリー景子社長が謝罪をするという、異例の出来事だ。
事の発端は、創業者であるジャニー喜多川氏(’19年没、享年87)の未成年者への性的疑惑を英BBCが3月中旬に放送したことだ。
4月12日には元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏が実名、顔出しで記者会見し、ジャニーズ事務所に所属していた’12年から’16年までにジャニー氏から
「15回から20回性被害を受けた」
と告発し、波紋が広がっていた。
そうしたなか、ファン有志らが記者会見を開いた。ジャニーズに謝罪と第三者による検証・調査を求める署名活動を行い、1万2000筆が集まり、それを渡したことを明らかにしたのだ。
そして14日夜にジュリー社長が公式サイトに謝罪する動画を掲載し、各方面からの質問に回答する文書を発表。だが、ジャニー氏の性加害は「知らなかった」といい、性加害の事実については
「当然のことながら問題がなかったとは一切思っておりません。加えて会社としても、私個人としても、そのような行為自体は決して許されることではないと考えております」
としながらも、
「一方で、当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で、私どもの方から個別の告発内容について『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではなく、さらには憶測による誹謗中傷等の二次被害についても慎重に配慮しなければならないことから、この点につきましてはどうかご理解いただきたく存じます」
と事実と認めることは回避し、第三者機関の設置も認めなかった。
さらにこの動画公開時期についても、業界関係者の中では物議をかもしている。意図したのか偶然なのか、謝罪動画と文書の発表の翌朝は全国紙などの月に1度の〝休刊日〟なのだ。
「遅くとも12日にはジュリー社長の謝罪動画が出されることが、内々にジャニーズ担当記者にはアナウンスされていた。14日夜公開にこだわったのは、やはり新聞休刊日との関係は否定できないでしょう。
ネットニュース全盛の現在では〝関係ない〟という人もいるでしょうが、いまだに楽曲のストリーミングなどを禁じている前時代的な感覚のジャニーズ事務所としては、新聞の1面にスキャンダルが掲載されるというのは、耐えられないことなんですよ」(スポーツ紙記者)
さらに、日曜日の夜といえば、『News23』(TBS系)、『ニュースステーション』(テレビ朝日系)、『zero』(日本テレビ系)などの人気報道番組は軒並みお休み。さらに土曜日朝はTOKIOの城島茂が司会を務める『週刊ニュースリーダー』、日曜日朝は東山紀之がMCの『サンデーLIVE!!』(ともにテレビ朝日系)が放送されることを考えると、それらの放送後になる14日夜公開しかなかったのかもしれない。
初めてジャニー喜多川氏の性加害報道について、社長自らが謝罪したことは大きな一歩に違いない。だが、いまだに「事を大きくしたくない」と公開日時を調整していたのであれば、真の改革は程遠いと言わざるを得ないだろう……。
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