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2023/2/11 05:45
部員の頭をバットで殴ってけがをさせたとして、傷害容疑で書類送検されていた和歌山県立和歌山商業高校野球部の元監督(64)について、和歌山区検が暴行罪で略式起訴したことが、捜査関係者への取材で判明した。略式起訴は7日付。和歌山簡裁は、元監督に罰金15万円の略式命令を出した。
元監督は2022年10月15日午前10時半ごろ、和歌山市の同校グラウンドで、ノックの練習中だった1年生の男子生徒(16)の頭をバットで殴ってけがをさせた疑いがあり、生徒側の被害届を受けた和歌山西署が12月、書類送検していた。県警の捜査に「殴ったことは間違いない」と話していた。暴行罪での略式起訴について、検察はバットでの殴打により、生徒がけがをしたと立証することが困難と判断したとみられる。
元監督は12月に辞任している。略式命令について、毎日新聞の取材に「処分が出たことについて真摯(しんし)に受け止め、改めて反省している」と話し、受け入れる意向を示した。【駒木智一、大塚愛恵】
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