22/12/13 11:30:05.58 00OoEBAN9.net
(略)
カタールW杯の森保ジャパンは50点
―カタールW杯、4試合を戦った森保ジャパンの評価を採点するとどうなりますか。
城彰二(以下、城) 50点ですね。ドイツ、スペインに勝ってグループステージを首位で突破したのは、まぎれもなくすごいことですし、本当に歴史的なこと。でも、森保ジャパンの目標は何だったのかというと、ベスト8ですよね。結局、ベスト16で敗退し、目標を達成できなかったことについては大きなマイナスです。
―日本では森保ジャパンの歓迎ムードが高まっています。
城 世間的には、ドイツ、スペインに勝ったからOKみたいな感じになっている。けど、日本は過去にもベスト16まで行ったことがあるんです。森保監督はその上を目指すと公言していたけど、それを成し遂げることができなかった。目標を達成できていないことに関しては、もっと厳しい視線を向けていくべきだと思いますけどね。
―日本の今後の課題として、攻撃面での構築をあげる選手が多かったです。
城 森保監督は、攻撃をどう考えていたんでしょうね。三笘(薫)や伊東(純也)ら個の能力だけで勝負させようとしていて、W杯では2人、3人が連動して動いたり、ダイレクトプレーで数人が絡んだりする攻撃がほぼなかったんです。そうすると、個の能力で勝てなくなったら、それで終わりになってしまう。試合を見る限り、攻撃面はかなり物足りないですし、うまくいっていなかったと思います。
カタールW杯での戦いと采配をきちんと検証するべき
―その森保監督に代表監督続投の話が出ています。
城 カタールW杯での日本の戦いや森保監督の采配などがきちんと検証されていないなか、そういう話が出てくるのはおかしな話ですし、個人的には反対です。ドイツ、スペインに勝ったから良しとするのでは今後も何も変わらない。
日本がベスト8に行くためには何が必要なのか。森保監督のサッカーは、今回結果を出したドイツ戦、スペイン戦に見られるようにリアクションサッカーです。サッカーであれだけ守備を固めて戦えば、簡単には失点しない。でも、W杯ではベスト16で終わった。その先を考えると、もっと攻撃的に行く必要があるし、ベスト8以上の経験も必要になってくる。そこに対して森保監督の能力を考えると、もういっぱいいっぱいだと思います。
―森保監督では、ベスト8は難しい。
城 今の森保監督とスタッフの力では無理だと思います。コーチは、世界を経験していないんですよ。百歩譲って森保監督を続投させるなら、コーチやアドバイザーに経験値の高い優秀な外国人を入れないとダメでしょう。彼らの力を借りてチーム作りをしていかないと、この先、さらに上へステップアップするのは難しいと思います。
―次の監督は、どういうタイプが理想として挙げられますか。
城 しっかりとアクションを起こし、攻撃の構築ができる監督が理想でしょう。本当に良い人がいたら4年間ではなく、8年間を任せるぐらいの感じでもいいと思います。
日本は4年周期で監督が代わり、その都度、スタイルが変わるのでいまだに「日本のサッカー」が確立されていないですし、選手も対応の変化を求められて大変です。時間をかけてみっちり攻守を作り上げていけば、リアクションサッカーだけに頼る戦いはなくなる。そこで初めてベスト8が見えてくると思います。
次ページは:城氏が次期監督候補にあげた“3人の名将
全文はソースで
URLリンク(news.yahoo.co.jp)