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オリックスからポスティングシステム(入札制度)でメジャー挑戦を目指していた吉田正尚外野手(29)が、レッドソックスと5年総額9000万ドル(約126億円)で合意したことを7日(日本時間8日)、複数の米メディアが伝えた。
昨オフに鈴木誠也外野手(28)がカブスと結んだ5年8500万ドルを抜き、日本人野手がメジャーに移籍する際に結んだ契約金としては最高額。吉田の契約合意を受けて代理人のスコット・ボラス氏(70)がメディアの取材に応じ、「我々もとても喜んでいる。ポスティングされてすぐに、たくさんのチームが興味をもってくれた。メジャーリーグの球団から多くの注目を受けて、彼も非常にエキサイトしていた」とコメントした。
レ軍では9人目の日本人選手で、野手では初。ボラス氏は「強い打球もコンタクトもできる。空振り率が非常に低く、出塁率も高い。ヨシダは素晴らしいメジャーリーガーになると思う」と期待した。本拠地のフェンウェイ・パークは左翼が狭く、名物グリーンモンスターがそびえる球場で、「守備面でも打撃面でも彼にとっていい」と前向きに捉えた。
また、ポスティングの手続き完了後、全球団と交渉解禁となってから12時間もたたないうちにスピード決着となったことについて「ヨシダとの契約に対する需要は新幹線のようだった。2倍も3倍も早かった。通常、市場における(選手の)評価がフェアかどうかを判断する。彼のスキルを評価したときに(提示された条件が)それがフェアで、彼にとっても前向きなステップになると思った」と明かした。
日刊スポーツ
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