22/07/22 12:16:58.11 CAP_USER9.net
巨人が当面の間、チーム活動を停止することが21日、決まった。19、20日の2日間で主力選手、コーチを含む57人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けていたが、この日も新たに選手8人、スタッフ2人が陽性となり、計67人の感染が確認される非常事態となった。チーム編成が困難となり、この日行われた臨時実行委員会で、22日からの中日・巨人3連戦(バンテリンD)の延期が決定。選手の個別練習を含めて活動を一旦停止し、感染の収束を最優先とする方針となった。
巨人がしばらくの間、活動停止となる。この日、行われたプロ野球臨時実行委員会で22日からの中日・巨人3連戦の延期を発表した。日本野球機構(NPB)の井原事務局長は「理由は読売巨人軍がコロナの陽性者確認がかなり多量にありまして、チーム編成そのものが極めて困難であるというところから、読売巨人軍のチーム活動を一旦停止した上でPCR検査を継続し、収束をはかるというところを結論と致しました」と説明。感染拡大を食い止めることを最優先とするためだった。
チーム内で猛威を振るうコロナは収まることはなかった。球団はこの日、G球場でこれまでに陽性判定の出ていない1、2、3軍の監督、コーチ、選手、スタッフら164人を対象にPCR検査を行った。その結果、新たに山口、中川、中山、増田大ら育成を含めた8選手と1軍スタッフ2人の陽性判定が確認された。3日間で陽性者は67人にも上る未曽有の事態となった。
その67人のうち、支配下選手は34人と球団が支配下枠で保有している69人の約半数に及ぶ。特に内野手登録の選手で陽性判定を受けていないのは吉川、広岡、菊田、そしてリハビリ中の坂本、若林を残すのみ。試合に出場できる状態の内野手が3人では、さすがに無理と言わざるを得ない。ヤクルトや日本ハムなど多くの陽性者を出しながら試合を続けるチームもある中で、公平性は保たれているのか、という問いにも井原事務局長は「公平性とは編成できるかできないかが一つの基準で、常にその基準は同じですので。(会議の中で)特に意見は出ておりません」と説明した。
球団は22日もこれまで陽性判定を受けてない監督、コーチ、選手、スタッフを対象にG球場で検査のみを行い、選手は個別練習も控える予定。井原事務局長はチーム活動再開の一つの目安として「全体で3日間陰性が続けばかなり収束したかなという判断になる」とした。巨人は球宴を挟んで後半戦再開となる29日のDeNA戦(横浜)へ向け、チーム編成が可能になるよう努力を重ねると各球団に約束したが、先行きは不透明だ。
◆新型コロナ陽性の場合の制限解除基準(NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドラン・22年3月22日)
▽有症状 発症日から10日間経過し、かつ症状軽快後72時間経過した場合。もしくは、発症日から10日間以前に症状が軽快した場合、軽快後24時間経過した後に検査を行い陰性が確認され、その24時間以後に再度検体採取を行い陰性が確認された場合
▽無症状 検体採取日から7日間を経過した場合は8日目に療養解除を可能とする。
報知新聞社
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