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スポニチ2022年3月4日 23:59
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4日の北京冬季パラリンピック開会式を中継した中国国営中央テレビの放送で、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長がロシアのウクライナ侵攻を念頭に平和を訴えた発言をした際、中国語への翻訳が行われず、通訳が一時的に無言となる一幕があった。
ロシアとの友好関係を重視する中国にとって不都合な内容と判断され、意図的に中断したとみられる。
パーソンズ氏は「五輪パラリンピック期間中の休戦決議は国連で採択された。違反があってはならない」と指摘した上で、「差別、憎しみ、争いのない、よりインクルーシブ(分け隔てのない)な世界を目指す」と述べたが、一連の発言は翻訳されなかった。
世界の団結を訴え、中国の大会準備を称賛する発言の部分から通訳が再開された。中国の会員制交流サイト(SNS)では中断に戸惑う書き込みもあった。