22/01/21 06:52:46.91 CAP_USER9.net
1/21(金) 5:15配信
東スポWeb
新庄ビッグボス（左）と武井壮が強力タッグ（東スポWeb）
ビッグボス率いる日本ハムが２月１日から始まる春季キャンプに陸上・十種競技元日本チャンピオンでタレントの武井壮（４８）を〝臨時走塁コーチ〟として招へいすることが分かった。新庄剛志監督（４９）は１９日の会見で各分野の専門家８人を臨時コーチに招へいすると明かしていた。昨季の日本ハムは得点力不足に泣き、３年連続の５位に沈んだ。就任時から「走塁改革」の必要性を説いていた新指揮官は無安打で１点を奪い、それを守り抜く堅守の基礎作りを「百獣の王」に託す。
「一応、今考えているのは８人。いろんな部門のスペシャリストを呼んでいます」
１９日に行われた１２球団監督会議後のオンライン会見で、ビッグボスは具体的な名前を上げることはなかったが、春季キャンプで各界のスペシャリストを臨時コーチとして呼ぶ考えを披露した。
新庄監督はキャンプ初日の２月１日に「まずは国頭の方から見に行こうと思います」と二軍キャンプ地の国頭村でスタートすると明言している。実質的な一軍・名護キャンプの初日となるのは２日で、まずは同日から２日間の予定で「走力のスペシャリスト」として武井壮臨時コーチの招へいを決めているという。
武井に着目した理由を新庄監督は球団ＯＢでもある岩本勉氏のユーチューブチャンネルで「あの年であの走りができる。それは何かのコツがないとできないのよ。そのコツを選手達に教えてもらいたいと思ってオファーを出そうと思っている」と語っていた。
動画の中で武井の名前は伏せられているが、自身の年齢に近い４８歳のタレントが日々トレーニングと向き合い、地味な努力を重ねている姿勢に深い共感を覚えているようだ。
日本ハムの現有戦力を見渡すと、ライバル５球団に比べてパンチ力不足は一目瞭然。実際に昨季はチーム打率２割３分１厘、チーム本塁打７８本、４５４得点のいずれもリーグ最下位だった。それを念頭に、新庄監督は昨年１１月４日の就任会見から「ヒットを打たなくても点は取れるという作戦面での面白さ、こんなやり方があるんだ、を僕たちが先に発信して他の球団にマネされるようなことを考えている」と言い続けてきた。秋季キャンプ中も「低く、速く、強い」という外野手の送球意識改革と同時に、ベースコーチも含めた「走塁改革」のための種まきを行っていた。
球界内の枠にとらわれず、その頃から新庄監督の頭の中にあった〝走塁コーチ〟の本命が武井だったというわけだ。
くしくも武井も自身のユーチューブ動画の中で「もし、プロ野球チームの監督になったら」という想定で「全員を５０メートル、５秒台にします。強いだろ、そんなチーム。ランナーが出たら全員が盗塁できるチーム。全員足が速くて守備範囲も広いっていう。左中間と右中間がなくなるチーム。高校、大学野球とかでそれをやりたい」などと語っている。
武井は昨年６月に日本フェンシング協会の会長に就任。直後の東京五輪では、いきなり男子エペ団体でフェンシング史上初の金メダル獲得という〝成果〟を上げた。一方で、個人的にコーチングする仕事は「受けていない」としているが、かつてインスタライブを一緒にやった仲という新庄監督については、こう言及している。
「ビッグボスからオファーがきたら行きますよ。ビッグボスから『ウチの選手を見てくれ』と言われたら。普段はトレーニングとかあまり教えないけど、ビッグボスに呼ばれたら行きますよ。新庄さんとはトレーニング理論が合うんだよね。オレと同じような体の動かし方だとか、理屈を持っている人だから結構合うと思う。ビッグボス次第です」
武井にとってその念願のオファーがビッグボスから舞い込み、二つ返事で受諾したようだ。
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