21/12/26 09:05:33.05 CAP_USER9.net
ソフトバンクは24日、古谷優人投手(22)との来季選手契約を締結せず、保留権を放棄して自由契約にすると発表した。今季、所属選手の1人からロッカー内で私物盗難被害の申し出があり、警察に相談し調査を行った結果、古谷の関与が判明した。
球団が本人に聴取したところ、事実関係を認めたため、選手契約を締結し難い重要な事案であると判断。来季の選手契約を締結しないことを通達した。被害届を提出する予定はないという。
将来を期待されていた左腕の突然のニュースはあまりに衝撃的だった。どん底から覚悟を決め、一歩ずつ歩んできたと思っていたからだ。日本人左腕最速の160キロをマークして脚光を浴びた2019年。その話題を振った際に見せた曇った顔がよみがえる。
「うれしさは全然ない。調子は最悪だしフォームが分からなくなって…」と古谷はつぶやいた。球は速くても制球が定まらない。投球以前の問題。袋小路に陥り、自らを見失っていた。まだシーズン序盤の同年6月ごろ、「今シーズンは終わったと思って、一から(フォームを)つくり直そう」と投手コーチに宣告されたほどの危機だった。
1軍が遠く及ばない当時3年目の左腕は腹をくくった。「来年も(契約が)あるか分からないし、怖さはあった。だけど、今のままならどちらにしても駄目。クビなら独立リーグでもどこでもいけばいい」。投げ込む際の腕の位置やテークバック�