21/09/27 21:26:43.90 CAP_USER9.net
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条件だけ見れば、フローラ一択にも思えるが…
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『DQV』の花嫁論争は、令和になっても続いている (C)1992, 2014 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX
1992年9月27日は、スーパーファミコン用ソフト『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(以下、ドラクエV)の発売日です。 親子三代にわたって困難に立ち向かう……。重厚なシナリオに寄せられる人気は根強く、「シリーズ随一」の太鼓判を押すファンも少なくありません。
さて、ファンが本作を語るとき、避けて通れない話題といえば、本作の代名詞とも呼べる結婚イベントです。
『ドラクエV』では、旅の道中にビアンカかフローラのどちらかひとりを主人公の伴侶に選ぶことが求められます。どちらを選ぶか、プレイヤーによって意見は真っ二つ。発売から約30年経った今でも、いわゆる”花嫁論争”に決着がつく気配はありません。
まず、長いブルーの髪にピンクのリボンを巻くフローラは、修道院で花嫁修行をしていたお嬢様。活発なビアンカとは対照的に、奥ゆかしさと高い気品を持ったキャラクターです。
容姿端麗なうえ、父のルドマンは大富豪。結婚すれば、いわば”逆玉の輿”に乗ることができます。事実、フローラを伴侶に選んだ場合、ルドマンより多くのゴールド(お金)や「みずのはごろも」「しんぴのよろい」など、冒険を有利に進めるための装備品が援助されます。
ステータス面では大器晩成型であるものの、レベルを上げていくことで強力な攻撃呪文「イオナズン」も習得するため、戦闘面においても「ビアンカより優遇されている」意見も散見することができます。
条件だけを見れば、フローラを選ぶ理由しか見当たらないようにも思えますが……意見は真っ二つなのは先述した通りです。
もうひとりの花嫁候補、はっと目を引く美貌を持ち、明るく活発な性格のビアンカは、シリーズでも指折りの人気キャラクター。熱狂的な「ビアンカ派」も存在します。議論が白熱する理由は、単純に”好み”の話にとどまりません。
「ドラゴンクエスト」シリーズのシナリオを手がける堀井雄二さんは、2011年に発売された『ドラゴンクエスト25thアニバーサリー 冒険の歴史書』で「みんなふつうはビアンカを選ぶだろうと思ってたんですが、フローラを選ぶ人も多かったのは、ちょっと意外でしたね」と当時を振り返っています。ゲームのエピソード上、フローラが気になりながらも、本心とは裏腹にビアンカを選んでしまうプレイヤーも少なくなかったのようです。