21/06/03 06:14:34.75 CAP_USER9.net
新型コロナウイルスのパンデミックが始まって1年あまり。欧米ではワクチン接種が進み、日常生活が再開しつつあるが、日本では第4波収束がまだまだ見えない状況にある。反対論が根強い東京五輪も無観客開催が有力視され、スポーツ界に逆風が続いている。
Jリーグの場合も2020年終盤は、スタジアム収容人数の50%近くまで観客を入れられるようになっていた。昨季J1&天皇杯2冠の川崎フロンターレを見ると、リーグ優勝を決めた11月25日のガンバ大阪戦が1万1360人、中村憲剛(川崎FRO)引退前最後の本拠地リーグ戦となった12月16日の浦和レッズ戦が1万1387人に。
11月22日に埼玉スタジアム2002で行われた浦和レッズ対ガンバ大阪戦などは久しぶりに2万人超に達したが、2021年を迎えてからは再び環境が悪化。4~5月の大型連休の際には、東京・大阪・兵庫での開催分が無観客試合になってしまった。
浦和レッズではコロナの影響で不安定化した入場料収入を最低限確保するため、年間3万円を払ってクラブ会員になってもらい、格安チケットを迅速に買える新たな仕組みを設定した。が、観客5000人制限が続いて、大半の試合でこれが使えなくなる異例の事態が発生。返金を検討しているという。
関東圏の他クラブ関係者も「このまま行けば昨季よりも入場者数が減り、クラブ経営も悪化する」と頭を悩ませており、サッカー・スポーツ離れを危惧する声もあちこちから聞こえてくる。
■スポンサーがついたオリジナル番組
こうした苦境下でファンとの間をつなぐ重要なツールになっているのが、YouTube(ユーチューブ)などの動画配信ツールだ。各クラブは公式ユーチューブチャンネルでオリジナルコンテンツ配信を強化しているが、その動きが際立つのがFC東京。
最初の緊急事態宣言が出た昨年4~5月にスタートさせた「青赤パークオンライン」 に改良を重ね、現在は「青赤パークオンライン Before The Match/After The Match presented by めちゃコミック」を公式戦の2時間前から試合後1時間の計5時間配信する。
クラブOBの石川直宏、羽生直剛両MCのトークを軸にし、今季からスポンサー契約した株式会社アムタスが展開する「めちゃコミック」のコーナーも設けるなど趣向を凝らし、毎回1500人程度が視聴するまでになっている。
「視聴者はコメント欄への投稿とスーパーチャットの投げ銭も可能で、その金額は数百円~数万円単位に上ることもあります。クラブとしてはサポーターとの共有時間を増やすことで、コロナ禍で失った目に見えない距離を少しでも埋めようと努力しています」とクラブ関係者も言う。
投げ銭は年間500~1000万円に上る模様で、入場料収入激減の今は無視できない。今後、やり方によっては複数の協賛がつく可能性もあるだけに、FC東京の取り組みは参考になりそうだ。
■日本サッカー協会も公式YouTubeを開始
動画配信強化はJクラブに限ったことではない。日本サッカー協会も2020年10月から公式ユーチューブチャンネル「JFATV」内で日本代表の密着動画「日本代表Team Cam」のデイリー配信を開始。今年からは東京五輪を目指すU-24日本代表、なでしこジャパンも同様の試みに取り組んでいる。
日本代表戦はかつて「ドル箱」と言われ、2002年日韓ワールドカップ(W杯)の日本対ロシア戦で66.1%という驚異的な視聴率を記録した通り、1993年Jリーグ開幕以降、日本代表戦は長きにわたって国民の注目の的でありつづけた。
が、2018年ロシアW杯ベスト16入りの後、本田圭佑(ネフチ・バクー)や香川真司(PAOK)、長谷部誠(フランクフルト)など知名度の高い選手が相次いでチームを離れたこともあり、代表人気の低下が懸念されていた。そこにコロナ禍が襲い、日本サッカー協会としても手をこまねいているわけにはいかなくなったのだ。
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