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スポーツ報知
“カナダの橋本聖子”ウィッケンハイザー氏「絶対に追い詰める」…森喜朗会長発言に批判的ツイート
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長
国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の委員を務めるカナダのヘーリー・ウィッケンハイザー氏（４２）は、ツイッターで森氏の発言を指弾した。
森氏の発言に“カナダの橋本聖子”が、挑戦的なツイートで憤りを見せた。ウィッケンハイザー氏は、森氏の発言を伝える米メディアの記事を引用した上で「この男を朝食のビュッフェ会場で絶対に追い詰める。東京で会いましょう」と投稿。さらに、「男性優位の社会」を意味する「ｏｌｄｂｏｙｓｃｌｕｂ」のハッシュタグ（＃＝検索目印）を付けた。
ツイートに対する世界各国からの反応は、ほとんどがウィッケンハイザー氏への同意や、森氏への批判だった。「いい答えだ。なぜ彼（森氏）が組織委員会の会長なのか？」「なぜ平等や女性の権利が認められていない場所で五輪が開催されるのか？」などといった疑問も寄せられた。
現在、ＩＯＣ委員のウィッケンハイザー氏は２０１７年までカナダのアイスホッケー女子代表。冬季五輪に５度出場し、４個の金メダルを獲得した。同国代表の最多出場、最多得点記録を保持し、「史上最高の女子アイスホッケー選手」とも言われる。さらに、２０００年シドニー五輪では、ソフトボールの同国代表に選ばれ出場しており、スピードスケートと自転車で夏冬計７回の五輪に出場した橋本聖子五輪相に重なる部分もある。
また、０３年にはフィンランドのアイスホッケー男子プロリーグに参戦し、女子として初得点も記録。男性に交じって第一線で活躍してきただけに、女性を蔑視する森氏の発言は我慢ならなかったとみられる。
一方、フランスの元欧州問題担当大臣であるナタリー・ロワゾー氏（５６）もツイッターに「女性は簡潔に答えることができますよ。例えば、あなたに対しては『Ｔａｉｓｅｚ―ｖｏｕｓ（黙れ）』の２つの単語で十分です」と投稿。森氏に対し、痛烈な皮肉を浴びせた。
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